行列

 前ページでは行列の定義について解説しました.通常であればここで四則演算のうちの 足し算と引き算について触れて演習等をたっぷり行っていきます.



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まず行列の足し算とは右図のようなものです.どのように計算しているのか分かりますか?



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先程の図では良く分からなかったとしても,右図のようにマルを付けると分かりますでしょうか?
要するに行列の足し算・引き算では成分ごとに足し算・引き算をするということです.
同じ色でマルを付けた者同士で足し算をしていますよね?




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次は行列の引き算についてです.どのように計算しているのか分かりますか?



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こちらもマルを付ければ分かった事かと思います.行列の足し算・引き算では成分ごとに足し算・引き算をするということです.
これさえ覚えておけばおわりです.




・・・え?解説これだけ?と思うかもしれませんが,足し算引き算については一旦ここまでとします.
行列の足し算・引き算では成分ごとに足し算・引き算をするということが何となく分かっておけば今の時点では結構です.

おそらく今のページで行列の演算に触れてみて
   「なーんだ,行列ってたくさん数字書いてあるだけかー.計算が少し増えるだけかー」
と感じた方もいるかと思うのですが,その認識では甘いです

確かに足し算・引き算の計算は成分ごとに計算するだけなので,「計算量が増えるだけ」という認識をしやすいですが
行列の本質はもっともっと深いです.

それでは次のページから「ベクトルを用いた行列」について触れて行きます.