図形:接弦定理
接弦定理です.どんな定理かと簡単に伝えるなら右図の通りですが,どのような状態なのか分かりにくいかと思います.
まず接弦定理が使える状況というのが
三角形が円に内接していて,そのうち1つの頂点を接点とする接線があるとき
となります.
右図を例にとると
△ABCが円に内接していて,そのうち1つの頂点Cを接点とする接線がある
という状態なので,接弦定理が使えます.
これより先は図を見て覚えて頂いた方がよろしいかと思いますが
図中のφ同士やθ同士が一致する
というのが接弦定理です.
言葉で説明するならば接線について
φ:BCとのなす角 は A に等しい
θ:ACとのなす角 は B に等しい
となります.
イメージ的に言えば
ある角と,それに向かいあう辺がつくる角とが一致する
と覚えるとよいでしょう.
辺BCと角A
辺ACと角B
はそれぞれ向かい合っていますよね.
最後にもう一度接弦定理の図をみて頭に叩き込みましょう.この定理は使い方を間違える人がかなり多いです.
・ どのような状況で使えるか
・ 「どの角」と「どの角」が等しいのか
という2点を絶対に忘れないでください.