極大・極小
微分の更なる使い道
微分によって得られる導関数は、もとの関数の接線の傾きを表すと説明しました。
ここで一つ考えてみてください。導関数が0になるような点というのは、
つまり接線の傾きが0である点ということになります。それは一体どういう点になるのでしょう?
正解はいくつかありますが、たとえば以下のようなものが挙げられます。
これを見ると、導関数が0になるような点というのは、もとの関数の最大値もしくは最小値を表している
ように見えます。しかし、そうとは限りません。下の図を見てください。
でもちょっと待ってください。導関数が0になれば、極大点か極小点になるといっても、
本当はどっちなのかというのはどうやって見分けるのでしょうか?また、もう一つ問題があります。
実は導関数が0になる場合というのはまだあって、例えば以下のような場合が考えられます。
- 極大点
- 極小点
- どちらでもない